双子悪魔のホームステイ


妙な声を上げつつも、その体からは想像できないほどのスピードで全ての槍を避けている。

二体の標的を失った槍は、トストストスッと音を立て、雲の地面に突き刺さった。



「もう終わりですの?もっとやってみなさいな、ディザス。」


「……。」


ロールの挑発を受け、ディザスは次に右手を自分の胸に当て、目を閉じた。


すると、彼の後ろからゴポゴポとマグマが立ち上ってきて、口を大きく開けた竜となったマグマが猛スピードでロールを襲う。


「ロ、ロール!!ま、待っておれ!そなたの最愛の夫であるわしが今、助けに……」


「助けなど必要ありませんわ。この程度の攻撃魔法……防護するまでもありませんもの!」


ロールは高らかに言い放つと、残像ができるほどの速さで数メートル左に避けた。
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