Milky Milk ~間違いないのは1つ~
「行ってらっしゃーい」
オーナーはぶんぶんと手を振る。海はわけがわからなかったが、とりあえず手を振る。
「いって…きます?」
●●^*~●●
「そういうわけなら、始めから言って下さいよ」
海は、愛羅の背後でぶつぶつ文句を言っている。愛羅はあることを思った。しかし、思うだけに止まないのが愛羅だ。
「お前…絶対汚い姑になるね」
「遠慮しときます」
…全くかみ合わない。よく皆に「お前はあわない」と言われる愛羅だが、むしろこいつの方が…。
海は、突然愛羅の隣に場所を取り、上を見上げた。
「クリスマスの飾り、何にします?」
さっきの怒りなど、まるで幻のように普通に言ってきた。