Milky Milk ~間違いないのは1つ~


「行ってらっしゃーい」


オーナーはぶんぶんと手を振る。海はわけがわからなかったが、とりあえず手を振る。


「いって…きます?」



●●^*~●●



「そういうわけなら、始めから言って下さいよ」


海は、愛羅の背後でぶつぶつ文句を言っている。愛羅はあることを思った。しかし、思うだけに止まないのが愛羅だ。


「お前…絶対汚い姑になるね」


「遠慮しときます」


…全くかみ合わない。よく皆に「お前はあわない」と言われる愛羅だが、むしろこいつの方が…。

海は、突然愛羅の隣に場所を取り、上を見上げた。

「クリスマスの飾り、何にします?」

さっきの怒りなど、まるで幻のように普通に言ってきた。

< 25 / 68 >

この作品をシェア

pagetop