金髪の君*完結


「成績表やだなぁ…」


教室に戻りながら、顔を歪ませ言う美穂。


「SHRが終われば打ち上げだよ。」

「そうそう、明日から夏休みだしさ!!」


アッキーと私が話題を変えると


「お昼、マッ○行かない?」


乗ってきた。


「うん!」


ホッと溜め息を吐きく。


教室に着くと、既に椅子に座っている心達が目についた。


「こらぁー!!」


美穂は銀に気づき駆け出した。
駆け出した美穂の顔は、眉間にシワを深く寄せ、目は吊り上がっていた。


「おー美穂!
終業式どうだった?」


そんな美穂に気付かず呑気な銀。
私はこの後の美穂の行動が分かり、溜め息をそっとはいた。



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