金髪の君*完結

文化祭




毎日のように甘い物を食べに連れていかれた夏休みは無事に終わり、残暑が残る今日


「文化祭?」


文化祭の話し合いが行われた。
黒板に大きく書かれた"文化祭"の文字。

クラス中は文化祭の文字を見て隣や前後の人と話をしだし騒がしくなった。
学級委員の中山くんと小林さんが教壇に立ち、静かにするように言うとピタッと会話が止まり、凄まじい団結力を見せた。


「じゃぁ、何をやりたいか意見をお願いします。」


中山くんがクラス中の生徒が聞こえるように声を大きくし言うと生徒は『ハイッ』と言い手を真っ直ぐ上に上げた。

指された生徒は次々と意見を出し、"文化祭"と書かれた黒板にはびっしりと生徒達の意見に埋まっていた。


< 585 / 858 >

この作品をシェア

pagetop