金髪の君*完結



「お、お水どうぞ?」


笑い終わり息を切らしている男にテーブルに置いてあったグラスを差し出す。


「ありがとう。」


ニコッと笑った彼は私の手からグラスを受け取り、一気に飲み干した。

空になったグラスをソファーの背もたれの後ろから、私と若田の間に体を入れ手を伸ばしテーブルの上ににいた。


「葵ちゃん、はじめまして。
俺は健吾の右腕の柳 陸斗(ヤナギ リクト)。よろしくね!」


体を元の位置に戻し笑顔で自己紹介する柳に、「ちっ」と舌打ちをした若田。


「は、はじめまして…」


若田に似ても似つかない爽やかな柳に戸惑う。


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