金髪の君*完結
「タコ焼きいかがー!!」
「から揚げぇー!」
勧誘の声が響く校内。
心に「行くぞ」と言われ、手を引かれながら歩いているのは1年生の廊下。
賑わう廊下を歩く心に、周りの人達は道をあける。
挨拶をする後輩や、憧れの眼差しを向ける人、頬を染める人、沢山の視線を受けながら歩く。
緊張と言うより、注目されて恥ずかしい私は俯き心についていく。
「--いたっ…」
俯いていた私は急に止まった心に気付かず、背中に頭をぶつけた。
「ご、ごめ--「何がいい」」
「えっ?」
「焼きそばか?」
食べたい物が何か、と聞かれていることに気付いた私は笑顔で
「焼きそばでい--以外で!!」
頭を左右に振った。