金髪の君*完結


「タコ焼きいかがー!!」


「から揚げぇー!」


勧誘の声が響く校内。

心に「行くぞ」と言われ、手を引かれながら歩いているのは1年生の廊下。


賑わう廊下を歩く心に、周りの人達は道をあける。


挨拶をする後輩や、憧れの眼差しを向ける人、頬を染める人、沢山の視線を受けながら歩く。


緊張と言うより、注目されて恥ずかしい私は俯き心についていく。


「--いたっ…」


俯いていた私は急に止まった心に気付かず、背中に頭をぶつけた。


「ご、ごめ--「何がいい」」


「えっ?」


「焼きそばか?」


食べたい物が何か、と聞かれていることに気付いた私は笑顔で


「焼きそばでい--以外で!!」


頭を左右に振った。


< 641 / 858 >

この作品をシェア

pagetop