金髪の君*完結

一年生の廊下にある階段を上る。
階段も賑わっていて、心見たさで集まる女の子達。
嫉妬や憧れの眼差しを受けながら歩く私は居心地が悪い。

だけど、この手は離したくない。

離れないようにグッと手に力を入れると、心も握り返してくれた。

握り返してくれたことが嬉しくて頬が緩む。


ザワザワと賑わう階段は、私と心が通ることによって賑わっていたことが嘘のように静まり返った。


静まり返れ階段を一段一段慎重に上って行く。

カツン、カツンとヒールが響く階段で聞こえてくる会話は


「あの2人付き合ってるの!」

「心先輩がぁ~」


女の子の驚愕、落胆する声。



< 643 / 858 >

この作品をシェア

pagetop