―百合色―
だめだ…百合…

お前もまた風邪になっちまうよ。


離れろ…百合…


俺は百合をゆっくり離し、首を横に降った。


『光輝…学校は…どうする?』


『い…けない。体…が、動か…ない』


『私も休む!光輝が心配だもん!』


俺は目を丸くさせ、百合を見た。



だめだよ…
俺が許さない…


『だ…めだ…百合は…学校へ…行くんだ…』


『やだよ!光輝を一人にしておけない!』


百合の優しさが胸に染みる。


俺は首をを横に降り続けた。


時計を見ると、
もうすぐ7時を回ろうとしていた。


ここから高校まで結構時間がかかる。


30分には家を出なければ間に合わない。


俺は熱い体を持ち上げ、
百合の荷物から百合の制服を出した。
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