続・特等席はアナタの隣。
……何か聞こえる。車の音…?


もしかして……兄貴っ!?


ガバッと身を起こし、耳をすませた。




この車の音……間違いない。兄貴が帰ってきた…。


何でこんな時に!!


「和泉君…?」

モカも起き上がり、突然しかめ面になった俺を心配そうに覗き込んできた。


「どうしたの…?」

「モカ、ちょっと先に部屋行ってて」

「え?え?」

不思議そうにしているモカの手をとりリビングから連れ出し、ムリヤリ階段を上がらせた。


「ちょっと和泉君!?何なの!?」

「いいから早く。部屋で待ってて」

しぶしぶといった感じで部屋に行くモカを見届け、急いでモカの鞄や靴を片付けた。

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