群青ノ春
「ここ!ここです!奈緒さん早くぅ」
奈緒は最近見つけた紗英子のお気に入りのクラブバーとやらに連れて来られた。
会社から一駅のこの周辺の建物はあらゆるジャンルの音楽やダンス、
時にはBMXなどのイベントが毎日のように開かれているクラブがたくさんあった。
昔は奈緒もこの辺りのライブハウスに入り浸った時期もあった。
その中の一つの建物に紗英子のいう「イケメンバー」があった。
小さな店内は照明が暗めになっていて、テーブル席にはまばらに客が入っている状態だった。
店内に鳴り響く音がお腹にズンズンとくる大きなスピーカーと、観葉植物の先にカウンタースペースがあった。
「奈緒さん!
イケメン店員達を拝む為にカウンター座りましょ!」
紗英子はグフフと笑いながら奥のカウンター席に座った。
奈緒も紗英子の隣に座ろうと慌て近づき、ふとカウンター内を見て立ち尽くした。
「あ…」
そのカウンター内に恩田陽登はいた。
奈緒は最近見つけた紗英子のお気に入りのクラブバーとやらに連れて来られた。
会社から一駅のこの周辺の建物はあらゆるジャンルの音楽やダンス、
時にはBMXなどのイベントが毎日のように開かれているクラブがたくさんあった。
昔は奈緒もこの辺りのライブハウスに入り浸った時期もあった。
その中の一つの建物に紗英子のいう「イケメンバー」があった。
小さな店内は照明が暗めになっていて、テーブル席にはまばらに客が入っている状態だった。
店内に鳴り響く音がお腹にズンズンとくる大きなスピーカーと、観葉植物の先にカウンタースペースがあった。
「奈緒さん!
イケメン店員達を拝む為にカウンター座りましょ!」
紗英子はグフフと笑いながら奥のカウンター席に座った。
奈緒も紗英子の隣に座ろうと慌て近づき、ふとカウンター内を見て立ち尽くした。
「あ…」
そのカウンター内に恩田陽登はいた。