メロンソーダの恋~三回は好きの証~




体育館の近くの桜の木がゆっくり揺れてる。




「淳夜、もう一回言って?」




「もう無理、てかこっちの気も考えろ」




「好きって、言った?」




アタシは確かめるように聞いた。そしたら淳夜、頷いてくれた。




『ココ~帰るよ~淳夜君もお母さん呼んでるわよ』




お母さんの声。アタシ達は立ち上がり思い出の椅子を軽く叩いた。




「帰ろっか。淳夜、お母さん待ってるし」



「うん。小学校って以外に早かったな。心愛」





・・・何気なく、名前で呼ばれてしまった。嬉しくて笑っちゃったし。




「じゃぁね!また中学校で」



「じゃな」




頭三回叩かれちゃった・・・。





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