ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 『着信中  非通知』


 耳の聞こえないノアに着信なんて有り得ない。


 俺はノアから携帯を受け取り電話に出た。


『安心しろ皆人。隠しカメラとか、そんなくだらないモノは仕込んでない。』


 やっぱり兄貴だった。


 俺は反射的にベランダへ出て、外を見渡した。


「どこだ?」


『それは教えられないな。企業秘密なんでね。』


 軽く笑いながら兄貴が悪戯っぽく言った。



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