ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 それからノアは、俺が窓ガラスに押し付けている俺の左手に視線を移し、自分の右手をそれに重ねるようにそっと窓ガラスに置いた。






 時が…


 止まったように感じた。






 何だよ、この気持ち。


 俺は高校生か?


 窓に押し付けていた左手を、そっと離して再び上着のポケットを探り、携帯灰皿を取り出した。


 俺、地球に優しい『エコ警官』。



 
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