ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 そんな時の母も、愛情たっぷりの呆れ顔。


「コップなんか全部捨てちゃえば?」


 なんて憎まれ口たたいて、思春期特有の反発をしてみたりする可愛い俺。


 牛乳をカブ飲みして、ほんの少し飲み残した牛乳を冷蔵庫に戻すと、リビングから微かに物音がした。


 母がリビングでテレビでも見ているんだと決め付けて、何も考えずリビングへ向かった。


 リビングのドアを開けた瞬間、部屋の中央に立っている人物に銃口を向けられ、俺は入り口で立ち止まった。


 兄貴だった。


< 150 / 463 >

この作品をシェア

pagetop