ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 蔦山さんは舌打ちすると立ち上がり、パソコンデスクの横の本棚にあるペン立ての中から、シャーペンを探し出して、すぐまた戻って来て元の椅子に腰掛けた。


 蔦山さんが、石の小さな穴にシャーペンの先を突っ込むと、例のメモリースティックの先っぽが再び顔を出した。


 蔦山さんはすぐさまそれをパソコン本体に差し込んだ。


「くそっ、このファイル、開けねー。」


 蔦山さんは、何度もマウスをクリックしながら、悔しそうに唸った。


 画面には、『エラー  このファイルは開けません』の文字が繰り返し何度も現れた。


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