ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 俺がまどかさんに向き直ると、


「なに?今日は二人揃って『おサボリ』?」


 と悪戯っぽく笑いながら俺を見上げた。


「まどかさん…あの…」


 そう言って俺は一旦うつむいて言葉を考えると再び顔を上げて続けた。


「今ちょっと極秘の仕事持ち帰ってて…この部屋、入らないでくれる?」


「え~~。」


 まどかさんは露骨に顔をしかめた。


「ゴメン、すぐ終わるから、ね。」


 適当になだめて、まだ納得してないまどかさんの両肩を掴んでくるりと裏返し、背中をそっと押して部屋から出すと、すかさず戸を閉めた。


< 180 / 463 >

この作品をシェア

pagetop