ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 俺がよく一人でサボってることを言ってるんだ。


 俺は慌てて最後にもう一度、カップを口に持って行き一口飲むと、『ごちそうさま』とカップをテーブルの上に置きながら立ち上がり、蔦山さんの後を追った。


 玄関で靴を履きながら振り返ると、廊下の突き当りまでまどかさんが出てきてて、


「いってらっしゃい。」


 と満面の笑みを浮かべて軽く手を振った。


 俺は一瞬見とれたが、すぐ我に返って、


「いってきます。」


 と言って蔦山邸を飛び出した。




 あの美しさは反則だろ?




 いつものことながら、まどかさんが蔦山さんの奥さんであることが少しだけ腹立たしかった。



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