ロシアンルーレット【コミカルアクション】
「うるせーよ。」


 振り向きざまにそう言い放ち、俺はカウンターから飛び降りて、再び椅子に腰掛けた。


 兄貴は俺の嫌がらせには全く動じることなく、いたって冷静だった。


 その上、ホモ野郎までも虜にする美しい顔には、笑みまで浮かべて心の余裕を醸し出していた。


「…で、話があるんだろ?」


 兄貴のそんな態度に余計に苛立ったが、とりあえず用件を伝えなきゃならないので、なんとか自力で気持ちを鎮めた。


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