ロシアンルーレット【コミカルアクション】
「さっきも言ったが、さゆりが生き残ったのは偶然だと思わせなきゃならない。わざと殺さなかったのがバレると非常に都合が悪いんだ。何とかしてさゆりを連れ出せ。全てが片付いたら必ず開放する。」


「無理だよ…兄貴。」


 俺がため息交じりに拒否すると、兄貴は優しい表情を一変させ急に険しい形相を作り、


「いっとくが、俺は子どもは殺さないが、女は目的の為なら容赦なく殺れる。覚えておけ。」


 冷ややかに言い放つと、店の奥へ颯爽と消えた。


 店内には俺一人が取り残された。


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