ロシアンルーレット【コミカルアクション】
 いや…居たと言うよりは、入れられていたと言った方がしっくりくる。


 みるみる心拍数が上がるのを感じ、俺は激しく全身に響く程の自分の鼓動に息苦しくなった。


 呼吸を荒げながら携帯を手にした。


「殺しだ。すぐに誰か寄こしてくれ。住所は…」


 電話の相手に、必要最小限を伝えるだけで精一杯だった。


 額に銃弾が一発、綺麗に命中していた。


 恐らく、痛みを感じる間もなく、まどかさんは逝っただろう。


 それがせめてもの救いだった。


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