ロシアンルーレット【コミカルアクション】
『ああ、わかる。ノアちゃんのタイプとは違うかもね。私は超好みなんだけどな…』


 赤メガネめ…俺の味方のように振舞っといて、陰でこんなこと言いやがって。


 そんなこと思ってたら、ふと赤い光が俺の視界にチラついた。


 視線を移すと、小さな赤い光の点がノアの頭部でゆらめいていた。


 俺は咄嗟にノアに駆け寄り、ノアを抱きかかえるようにその場に伏せた。


 俺の中でノアが小さく震えていた。


 俺は、道路を挟んだ向かいに聳え立つビルに目をやった。


 その瞬間、屋上から人影が消えるのを俺は見た。


 クソ…



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