SleepingBeauti
ぼくたちはデパートに入った。

だけど………どうしてだろう?

シーツを買いにでてきたはずが、なぜか靴屋にいる。

そのまえは、洋服に雑貨屋へ立ち寄っていた。

靴屋をぐるりと見てまわり、のぞみは言った。

「お腹すいたし、疲れたあ」

まるで、歩き疲れたことをぼくの落ち度のような言い方だ。

それでも怒る気にならない。

のぞみの悪戯ぽっ笑顔、そして上目づかいで、見られると、どうしようようもない。

そう思えてしまうのだから、本当にしかたない。

甘え上手なのぞみに、甘いぼくなのだから。

ぼくたちは飲食店の並ぶフロアに、今度は真っすぐ直行した。

フロアに着くと、いろんな飲食店が並んでいたが、のぞみが選んだのは、軽食、喫茶店だった。

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