SleepingBeauti
あの日、告白をされていらい、ぼくと河内百合の間には、なんとも言えない雰囲気が立ち込めていた。

お互いがお互いを気遣いしすぎて、遠慮して、ぎくしゃくしていた。

雑誌を読んでいるうちに、気付かれないことを祈り、奥の通路に一直線に向かった。

が、「憂、これ買っていい?」のぞみは河内百合の隣で同じ雑誌を手にぼくを呼んだ。

河内百合と視線がぶつかった。

少し罪悪感に陥る。

そのため、ぼくは床に視線を落とした。

ぼくの表情をみた、のぞみは首を傾げていた。
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