かんのれあ
「ごめんなさい。
けど、これは絶対譲れないんです」
山崎さんの目は冷たいままだ。
当然だと思う。
今まで
自分で積み上げてきたものが、
自分の地位が、
他人に脅かされるのだから。
「極力山崎さんには迷惑かけないようにします。
シリーズじゃなくて、新作で挑みます。
作品だって、あたし一人で仕上げて見せます」
これはあたし自身の問題なのだから。
けど、これは絶対譲れないんです」
山崎さんの目は冷たいままだ。
当然だと思う。
今まで
自分で積み上げてきたものが、
自分の地位が、
他人に脅かされるのだから。
「極力山崎さんには迷惑かけないようにします。
シリーズじゃなくて、新作で挑みます。
作品だって、あたし一人で仕上げて見せます」
これはあたし自身の問題なのだから。