【完】スマイリー☆症候群



「そういや、今日は天国な反面、地獄にもなり得る危険性が潜んでいるんだった……」


突然放たれた震えた声、更に強ばった表情から、何か恐ろしいものが感じ取れる。


「地獄……とは?」


俺が尋ねると、震えた体を落ち着かせながら、清水は一気に息を吸い込んだ。


「……あれに決まってんだろ。チョコ、貰えませんでした”展開! 学校の奴等に貰えなかったことがバレルのが嫌だからって、実際には親にしか貰ってねぇのに1個貰ったと偽って、罪悪感に心を締め付けられるっていうパターンか、はたまた、もういいやとばかりに自白して、クラスの皆に“寂しい男”扱いされてしまうっていうパターンの、あのおぞましき悪夢な事態じゃねぇか!」
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