【完】スマイリー☆症候群
「あ。清水く〜ん! 植木く〜ん!」
突然、どこからか自分と清水を呼ぶ声。
それを追うように、俺は瞬時に振り返る。
そのタイミングは、バッチリ隣のあいつと同じだったようで、俺達は同時に声の発信源を探し当てた。
「桜井、坂木どうした?」
清水は不思議そうな顔をして、目線の先の2人にやんわり問い掛ける。
廊下から俺達を呼んだ張本人である、桜井と坂木と呼ばれる人物は、確か俺達とは別のクラスの筈だ。
同じクラスになったことがなく、更には一度も話したことがない訳で、正直俺は2人の名前すら知らなかった。
……が、流石清水。俺は妙に奴に感心した。
……ところでだ。その2人が、一体俺に何のようがあるというのだろうか。
俺は疑問に思ってならなかった。