【完】スマイリー☆症候群
「そういや、これから重大な一仕事があんだけど……よかったら亮介も手伝ってくれないか?」
喜悦感に埋め尽くされた頭の中。
突如そう問い掛けられて、俺は露骨に眉をひそめる。
そんな俺を見て何かを悟ったのか、「そんな難しい顔すんなって。重大とは言っても簡単なことだから」と、望月は俺の肩を軽く叩いた。
「わかった……」
訳のわからないまま、返事する。
「じゃあ、次の休み時間に、俺と孝治とお前とで実行するから」
「了解だ」
しっかりと望月の目を捉えた俺は、肯定の意を告げる。
清水もいることだ。大丈夫だろう。
そう自分に言い聞かせると、俺はくるりと体を前に向け、目線を黒板に移した。