太陽はいつも雲の上で照り輝いている
『お父〜お母は大丈夫なんやろか』

『母さんの事やから大丈夫や』

『せやな、酔っぱらいのお父の面倒みてるんやから大丈夫やな(笑)』

コツっ!

『痛っ!』

時間が過ぎるのが早く早く感じる
なんだか眠れない……


朝から、なんという晴れ晴れしい天気

病院に着き、病室へ…

『おはよう』

『気分はどうや?母さん』
『大丈夫、お父さんも寝てないんやろ、ゆっくりしてきたらよかったのに』

『ゆっくりなんかしてられんやろ』

夫婦の会話

何故か、僕の存在は、そこには無く、と言うか、居てはいけない気がした


何気なく、話してる二人なんだけど、互いに心配する、オーラが浮かび上がって、その優しさは、凄く暖かいものを感じた


『………さん、そろそろ行きましょうか』

二人の看護師が、冷たそうな、寝が入りをうてば、落ちそうな、ガラガラ音のするストレッチャーを持ってきた。

『こちらに、移ってくださいね』

ガラガラ、、大丈夫かなと思う音をたて手術室に…

『お母、頑張ってくるんやで』

『はいよ』

『母さん、待ってるから』

お父は、一言も、お母に頑張れを言わなかった、頑張ってる人に頑張っては、酷なのと、お父は口にしなかったみたいだった

お父、お母、あんたらホント凄いよ
なんか、、、凄いよ
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