★秘密の愛★お兄ちゃんはあたしだけのもの!!
『鏡花は俺がいなくなると思うと心細いんだろ??ちょっとおいで』



俺は何気なく鏡花をリビングの外まで連れ出した。



『お兄ちゃん…あたし…もう耐えられないっ…』



鏡花は涙で潤んだ目で俺に抱きついてきた。



リビングの中の父さん達には見えてないことに安心しながら、



明日の結婚式が始まる前に会おうと約束をした。



このままじゃ……いつ鏡花が口を滑らせるか分からない。



鏡花をゆっくりと引き離しながら、



俺の気持ちは……そう…。決意はもうこの時点で固まったんだ。
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