溺れた愛のシルシ





りっくんに腕を掴まれてから、
5分くらいたって…。


あたしの腕ももう限界っ。



って頃に、
りっくんは近くの塀にあたしを追いやった。




「早く言わないと……。」


「え…?」




「襲っちゃうかもよ?」





りっくんのきれいな瞳の中には、
大事な宝物を探しだしたような…。


そう。キラキラした
ダイヤモンド型が見えた。




「うっ……。」 



もうこうなったら…!!!!




「りっくんの事が世界一大大大大大好きです!!!!」


「へ?」


「え?」


りっくんが変な声出すから…。
あたしも聞き返しちゃった。



つーかぁ…言っちゃったよ~…。



「そ、そう。」


りっくんはずっと苦しめてきたあたしの腕を
やっと離してくれた。



りっくん顔赤くないか?



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