特等席
そして、いつの間にか放課後。
そろそろグラウンドに行こうかな
課題しながら待ってると言ったけど、案外早く課題が終わったので期末の勉強もしていた。
よし、行こう。
荷物を鞄に入れて、グラウンドまでゆっくり歩く
あっ、自販機だ。
さっきイチゴオレ貰ったし、よし!
彼方の好きなカフェオレを買ってグラウンドにいく
「あ、」
ぴったり終わったみたいだ。
「かーなた」
「日向」
彼方の部活はサッカー部。ずっと走らないといけないから、彼方は汗すごいかいてる。
「お疲れさま、飲む?」
さっき買ったカフェオレを彼方に渡す
「お前、部活終わりにカフェオレかよ。」
「アクエリか迷った。」
「なら、なんでカフェオレ?」
「アクエリならもうあるかなーって」
なるほど、と彼方は納得して、カフェオレを飲んでくれた。
「日向、ありがとな。」
「イチゴオレのお礼だよ」
「あー、なるほど。今着替えてくるから待ってろ」
「はいよー」
そうして、彼方は走って着替えに行った
あのスピードなら、3分かなー。
なんて、3分数えるあたし
そして、2分39秒…
「待たせた!」
おー、よみより20秒くらい早かった
「帰るか」
「ん。」
彼方は自転車も持って来てくれている。さすが、彼方だ。
彼方の自転車の後ろに乗って、帰ろうとすると
「彼方君」
呼び止められた。