治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん


居心地が悪いの態度が出てしまったか、ラグナロク様が意地悪げに笑っていた。


「慣れんかえ?まあ、咎めはしないが、そう気張らんでも良い」


「す、すみません。で、でも紅茶すっごく美味しいです。不思議な味です。アールグレイみたいな味かと思えば、甘味が強くてアップルティーにも近いような」


「紅茶の味は知っているようだな。それならば飲ませた甲斐が出るというものだ。

イーリアの葉は、美容にもいい成分でな。たんと飲め、百年の美を約束してくれるかもぞ」


くつくつと笑うラグナロク様に安心を覚える。


これなら、いや、私なんかにもてなしをしてくれる人ならば、話せば分かってくれるかもしれない。


――そう、思っているときだった。



「娘。ユーリと言うのかえ」


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