神への挑戦
エースの頭の中で、真新しい情報や、今までの出来事の情報を整理していた。そして、複数の結論を出していく。

(ミストの目的がテロだとしたら、それで何をやり遂げる気なのか…睡蓮会に攻撃をしようとしているのであれば、多分あれだろうな)

裏社会を牛耳る組織。それが、睡蓮会…。

睡蓮会が行っている事や、事件の渦中に居る双子が未出生児だと考えると、答えは多分これ…。

「人権の獲得。そして、睡蓮会の闇を表に出す気でいるんだろうな…」








所変わり銀次は、警察のとある留置所に来ていた。

独自で睡蓮会の情報を調べていた銀次達であったが、ミツハルからの連絡を受け、こうして警察所に足を運んでいた…。

ジン達に繋がりそうな情報になりそうだと聞き、時間が空いていた銀次みずからこうして警察署に赴いたわけだ。

事前にミツハルが、警察に話を通していたので、銀次はすんなりとその重要参考人に会う事に成功した…。銀次が案内された場所は、擦りガラス越しに会話が出来る場所で、よくテレビで見る様な場所だった。

そんな場所に通された銀次は、ミツハルが言っていた人物に会う事に成功したのだが…。

「…なぁ、俺の話聞いているか?」

時間制限があるにも関わらず、青年は銀次の問いに答えようとしなかった。
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