ばいばい
「それでは、今日はこれで終了ということなので終わります。」
女の担任の先生が言った。
「ねっ!一緒に3組待ってよ?」
「うん♪」
―――
あたしたちが下足室で話していると、声が聞こえた。
「やっほ♪
あ、高原なら、上にいたよ!
もうすぐ降りて来るよ。」
「ありがとう。」
「じゃあ、また明日ねっ!」
「ばいばいっ!」
美波とさっちゃんが手を振りながら、帰っていった。
あたしが、2人の背中を見つめていると、彼が来た。