僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
ドアスコープを覗くとそこは真っ黒だった。

『?』

指で押さえてるのか?と思いジッと見ているどそれ゙がギョロリと動いた。

『‥っ!』

直感的に声を出したらいけないと思った。

カタカタと足元から震えてくる。

‥違う‥‥あれは指じゃない‥
‥‥"目"だ‥‥
じゃあ‥誰かが覗いてる‥?

雪梛は中に居る事はバレないと知っていたが怖かった。

どう‥しよう‥‥

焦りながら雪梛は思い付いたかの様に携帯を開き震える手で番号を打ち込んだ。



1‥‥1‥9‥



違う!

110!

プルルルルルと電子音が1回半鳴ったあと低い男性の声がした。
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