猫耳姫とメガネ王子
私はチラリと鈴を見て、

「ごめんね」

と口パクで伝えると、壱の後をついて歩いた。


そして、ついた先は確かに人が少ない屋上へと上がる階段の途中だった。


「えぇ? こんな所で食べるの?」


購買で買ったパンを握り締め、ムスッとした表情をすると、

「嫌なら食わなくていい」

と、冷たく返された。


他の子たちの前ではあんな笑顔だったくせに、とモヤモヤしながらも、パンの袋を破る。


「で、調子はどうだ?」
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