My fair Lady~マイフェアレディ~
叫び声の中ドンッとロードの背中に軽い衝撃を受けた。

振り向くとそこにはネオードが背中に張り付いていた。
ぎゅうっとしがみ付いていている。


涙が……ボロボロと溢れ出ていたロードはネオードを見た後。

何かが急に冷えていくのを感じた。
そして、そのまま。自分の弟が調理されていくのを、ただ黙って見つめていた。




男達はその日、レオンを食べる事で腹を膨れさせていた。
満足そうに眠っている。


そして、ネオードは高い高熱を出してしまった。

いや、今まで何の病気にならなかった事が逆に不思議だろうとロードは懸命に看病をしていた。鍋で使った火でお湯を沸かしてネオードに飲ませる。お湯をタオルに染み込ませて堅く絞ったそれで汗を拭いてやる。

機械的にテキパキと。何の焦りも無く。淡々と作業をしていった。





その時だった。






真夜中のこの時間に、突然その扉は開いた。





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