My fair Lady~マイフェアレディ~
「テメェ、女なんかいつ出来たんだ?!大体お前、結構な潔癖症だったじゃねぇかッ!!」
「潔癖症?そんな事言ったか?」
「…人間不信でもあるだろ」
「お前もな」
「優柔不断」
「そうでもない」
「俺様主義」
「悪いか?」
「完璧主義」
「いい事だ」
「……」
「……」
彼らは睨みあったまま動かない。ギリギリと鋭い目つきのネオードに対して、彼は冷めた見下すような視線。
ああ、寒い!!ここの空気はなんて寒いんだ!!
「ぱぱぁん…」
俺が涙ぐんだ目で訴えると彼はハッとして俺を見てユラユラといつものように腕を揺らした。