My fair Lady~マイフェアレディ~
「ああ、すまないユウ。大丈夫だ」
微笑む彼に俺も笑う。チラッとネオードを見ると、彼は何故かまた青ざめていた。顔に心底気持ち悪いと書いてあるのがわかる。
だが、それ以上何も言わなかった。
「ところで、ユウ」
彼はそんなネオードの事をほっておいて俺に話しかけてきた。
「何?」
「何で、お前パジャマのままなんだ?」
あ、ヤバイ。
気付いた時にはもう遅い。ネオードと遊んでいてすっかり忘れていたのだ。
嗚呼、彼の笑顔が氷りのように冷たい…
逃げようにもがっちり抱かれている状態だ。逃げられない…。