真面目君、不良に憧れる
あ゙ぁぁぁぁ〜っ!!!!
あーもーっ!!!!
お前ら、朝からなんだよ!!
貴音の可愛い笑顔も、今の俺にはイラッとくるよ…
「あ!浅争くん」
「なんですか?」
「善は、たまぁ〜に寝起き悪いから、気をつけてね!
今日は大丈夫みたいだけど」
ニコニコしながら、言った貴音はやっぱ、どこか楽しんでる。
まじでなんだよ…
「んで、こんな朝早くから、用は何?」
どーでもいい用事だったら、半殺しにしてやりてぇ…
―――ま、しないけどさ…
「実はね、善!」
あぁ、なんか久々にお前の輝く目を、見たよ―…
ぜってぇー、俺にとってマイナスになる事だな…