シュガーベイビー★キス

―――――――――――――


は?

ウソだと?


嘘じゃねぇよ。


俺はあのとき本気でお前を変えてやりたいと思った。


お前とちゃんと向き合ってみようかなと思った。



その気持ちに嘘なんてないけど…



ないけど…




「あのとき言ったことにウソはない。だけど、それは俺の役目じゃないと思った。」



「え?」



「お前を変えてくれるヤツはすぐ側にいるじゃん。」





昨日の




アイツ。




俺みたいな最低男より本気で心配してくれるアイツのほうがいいに決まってる。





「だから修平くんはそんなんじゃなくて!クラスメートで優しくしてくれるだけで……」





へぇ…修平っていうのか…


クンまでつけて仲良しじゃんか。



「ただ…それだけで………」



勢いよく否定していた神戸の顔が徐々に曇る。


そして、力なく頭を下げた。




「…今まであたしみたいな子どもの相手をしてくれてありがとうございました……泉先輩は奏くんと違って怖いし口が悪いけど……」




おい!
確かにそうだけども。




「本当は優しいんですよね。」



神戸はにっこり笑ってそう言った。



…まるでこれじゃあ一生会えないみたいじゃん。




「色々とご迷惑をおかけしました。あたしのワガママに付き合ってくれてありがとうございました…もう…迷惑かけたりしませんから…」




ワガママ?
迷惑?


俺はそんなつもりで言ったんじゃない…



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