貴方と私と黒と白
*
「それじゃあ、中条君。席に戻っていいよ」
松山に言われて席に戻った中条君は、
あきらかに女子達の注目の的だった。
中条君をぼうっと見てるわたしを見た亜里沙はこう言った。
「なになにぃ~?梓、気になんのぉ~?」
「・・・!ちょっ!!!そんなんじゃないよ!」
否定している言葉とは裏腹にわたしの頬は、どんどん赤く染まり、熱くなっていった。
*
転入生の中条君は、すごく無口だった。
男子はともかく、女子とはあまり話したくなさそうで。
女子達の黄色い声も、8割は黙り込んでしまっていた。
特に、
彼が自分のことを話すことは、
一切なかった。
「それじゃあ、中条君。席に戻っていいよ」
松山に言われて席に戻った中条君は、
あきらかに女子達の注目の的だった。
中条君をぼうっと見てるわたしを見た亜里沙はこう言った。
「なになにぃ~?梓、気になんのぉ~?」
「・・・!ちょっ!!!そんなんじゃないよ!」
否定している言葉とは裏腹にわたしの頬は、どんどん赤く染まり、熱くなっていった。
*
転入生の中条君は、すごく無口だった。
男子はともかく、女子とはあまり話したくなさそうで。
女子達の黄色い声も、8割は黙り込んでしまっていた。
特に、
彼が自分のことを話すことは、
一切なかった。