★まいんどはーと★


「俺、言ったろ?お前を“俺の物にする”って。」


?!


こいつ、まだこんな事言ってんの?




「あんた、頭おかしいんじゃないの?!」




「俺は、有言実行なんで。」




そう言う問題じゃない!!




「大体!
さっきの人いるじゃない、彼女なんでしょ!」



あたしがそう言うと。
キョトンとしてまじまじとあたしを見つめて




「あー、有紗?あいつは、セフレだから。」



??!



せせせせせ、セフレ?!?!




「ばっ、ばっかじゃないの?!あんた、何言ってんのよ?!」



し、信じらんない!




「あぁ?セフレをセフレっつて何が悪いんだよ?」



こいつ、根っから
エロ野郎だ!




「それに俺、彼女なんていらないし。めんどくせぇ」



だるそうにそういい放つ。



…それに


最っっっっ低男だっ!!




その瞬間、あたしの中で何かが切れた音
がした。




…あぁ、久しぶりの感情かも。




「…それで?あたしをあんたの物になったらどうなうなんの?」



あたしは、暴れるのをやめて
冷静に少しトーンを低くなりながらそう言った。



「どうって、こんな事とか?」



そう言って、あたしにより一層
近づいて…



また、そんな事すんの?


やっぱり、こいつは…




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