★まいんどはーと★


「…ふざっけんなっ!!」



「……?!」




ーガンッー



あたしは思っいきり、力強有る限りに殴った。



最低最低っ、


最低すぎる!





「…っ、何すんだよ!!」



予想外だったのか、驚きを隠せない感じで
あたしを睨む。



…何すんだよ?



「それは、こっちのセリフよ!」



この世の中、こんなやつがいるなんて
…本当に許せない!



こいつは



この、エロ野郎は、




「あんたは、女の敵よっ!敵!!」




「…は、敵?」



ポカーンと、意味が不明なように
あたしをまじまじと見つめる。



それに、女の子を
物みたいに扱って…



おもちゃじゃないつーのっ!!




「あんたの思い通りに女の子が虜になるなんて限らないんだから!」




女の子を…




女を…!





「女をなめんなよっ!!」




勢いよく、そう言いきり
あたしはダッシュで学校の方向に
向かった。











































「………女をなめんなよ、か。」



むくっと立ち上がり言われた
言葉を読みかえす。



「…面白れぇ女。」




そう言って、何かを企みを笑みを
浮かびながら
走り去った女の子を見つめて
歩き始めた。





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