★まいんどはーと★


桜の花びらが綺麗に舞って
まるで、あたし達を歓迎しているみたいだった。



「ね、るんちゃん?」



「ん?どった?」



「もう、あたし達…高校生なんだよね?」



あたしは、るんちゃんの裾を引っ張りながら
ドキドキしながらそう言った。



「あぁ、もうあたし達は女子高生だっ!」




わくわくしながらあたしにそう言ってくれた。




「だ、だよね!」



まだ、実感ないけど…こうして
るんちゃんと一緒にまた学校に通える事が
嬉しい。





「胡桃?どった?」



「え?あ、ごめんるんちゃん!」




ヤバい、嬉しくてボーとしてた。



「「きゃー!!」」




!?



な、何?!


悲鳴?
でも、なんか、ちょっと違うような…。




「なんだ、なんかあるのか?」



そう言って、険しい顔をして
その場を見つめる。


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