HIGH-WEST
数日後、救援要請が3班から入った。どうやら落石と魔物との戦闘で動ける者が少なくなったらしい。
直ぐさま2班に出動命令が下った。
「怪我をしたのはネコ、シマウマ、ラッコ、ワラビーの四人だ。」
駆けながらヘビが説明する。
「中でもシマウマの怪我が一番酷いらしい。それでウマが半狂乱になってるんやと。」
「なんや嫌やなぁ。」
ニワトリが呟く。
「そんなん言っとる場合とちゃうやろ!」
そんなことを言いながら7人は現場へと向かった。
「あ、ごめんな。私らだけで行けたらよかったんやけど、落石事故で人が減ってもてそれで…」
というネコの説明を聞きながら2班の面々はテキパキと動いていた。ウマはやはり度を失ってはいたものの半狂乱というほどではなかった。
「ウマ?」
ふらふらとシールドの外へ出て行くウマに気付いたのはウサギだった。負傷者の移送はヒツジの空間接続魔術によってほぼ完了しており、後は残った者達で巡礼者を聖地まで護衛して行けばいいだけだった。
「私が連れ戻してくるわ。皆疲れとるやろ?今回私ほとんど何もしてないし。ほなちょっと行ってくるわ」
そう言ってニワトリがウマを追っていったのだが…。
直ぐさま2班に出動命令が下った。
「怪我をしたのはネコ、シマウマ、ラッコ、ワラビーの四人だ。」
駆けながらヘビが説明する。
「中でもシマウマの怪我が一番酷いらしい。それでウマが半狂乱になってるんやと。」
「なんや嫌やなぁ。」
ニワトリが呟く。
「そんなん言っとる場合とちゃうやろ!」
そんなことを言いながら7人は現場へと向かった。
「あ、ごめんな。私らだけで行けたらよかったんやけど、落石事故で人が減ってもてそれで…」
というネコの説明を聞きながら2班の面々はテキパキと動いていた。ウマはやはり度を失ってはいたものの半狂乱というほどではなかった。
「ウマ?」
ふらふらとシールドの外へ出て行くウマに気付いたのはウサギだった。負傷者の移送はヒツジの空間接続魔術によってほぼ完了しており、後は残った者達で巡礼者を聖地まで護衛して行けばいいだけだった。
「私が連れ戻してくるわ。皆疲れとるやろ?今回私ほとんど何もしてないし。ほなちょっと行ってくるわ」
そう言ってニワトリがウマを追っていったのだが…。