春夜姫
真ん中の王子は、それから毎日、小人たちと共に魔法の木の剪定をしました。木はそれほど大きくなくても、森は広いので、全ての木の剪定を終えるにはたっぷり四十日かかりました。
そして約束通りに、魔法の木を一株分けてもらいました。
「そいつは、今は俺たちに合わせた丈しかないが」
真ん中の王子に株を分けながら、小人が言います。
「人間の国に植えれば」「人間に合わせた丈になるさ」
魔法の木を手に入れた真ん中の王子は、喜びながら東を目指しました。そして三十日かけて城へ戻りました。
そして約束通りに、魔法の木を一株分けてもらいました。
「そいつは、今は俺たちに合わせた丈しかないが」
真ん中の王子に株を分けながら、小人が言います。
「人間の国に植えれば」「人間に合わせた丈になるさ」
魔法の木を手に入れた真ん中の王子は、喜びながら東を目指しました。そして三十日かけて城へ戻りました。