― 君 色 星 ―





「あの…、香織とは友人、なんですよね?彼氏ではなく…」





ものすごく言いづらそうにしながら、中村さんがブラックのコーヒーを飲む俺に尋ねてきた。





「ええ。付き合っていません」






なんだ、この人。



香織の保護者みたいな人だな…。





まあ、俺も東京での香織の保護者みたいなもんだろうけど…。






「俺のこと、香織から聞いてます?香織とは幼なじみ…っちゅうか、昔からよー遊んでて……」



「はい。香織さんの家族の事情とか、全部聞いています」





俺がそう言ったら、中村さんの身体が少しだけビクッと動いた。






< 229 / 328 >

この作品をシェア

pagetop