― 君 色 星 ―
「わしの分と、三千子の分や」
「…えっ!?」
なんで…?
つまり、この女も墓参りしとったってこと??
「でも…!この人、うちのお母ちゃんの話なんか全然しとらんかったし、三回忌も七回忌の法事もおらんかったやろ?」
意味が分からん。
この女、家ではお母ちゃんの存在を消しとるようにしか思わへんかったから。
「それはな、恵子の親族に反対されたんや」
お父ちゃんは今にもヒートアップしそうなうちとは対照的に、冷静な声で説明を始めた。