魅惑のヴァンパイア
「面白くないって顔しているね」


ピーターがシャンパングラスを片手に、顔を覗きこんだ。


「まさか。私はただのペットですから、ご主人様に嫉妬なんて」


「そう? 止めて、近付かないでって顔しているよ」


「考えすぎです」


私は、ヴラドとエリザベスを目線から外して、ピンクのグラスをグィと飲み干した。


頭がクラクラする。


「おっ! なかなかイケる口だねぇ~。お酒強いの?」


「お、お酒!?」


びっくりして空になったシャンパングラスを見つめた。


「なんだ、気付いてなかったの?」


お、お、お酒だなんて……。


どうしよう! 


私未成年なのにっ! 


あ……なんかお酒だって分かった途端、身体が……熱く……。
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